冷却材とその最低温度

要点


 恒温槽などがあれば一定の温度に保つ冷却材などは必要ないかもしれませんが、そこまでしなくても簡単に温度を反応系の温度を制御することができます。

 例えば、0℃に反応を保ちたい場合には氷水を用いますが、氷が解けるまでの間は0℃に保たれます。また、有機合成の文献などをみると-78℃で行うものをよく見ますが、これはドライアイスとアセトンが簡単に手に入れることができ、この2つを混ぜるとドライアイスが溶けきるまでは-78℃を保つことが出来るためです。

 このページでは、異なる温度の冷却材の種類と最低温度についてまとめました。

冷却材とその最低温度


冷却材 温度/℃
0
エチレングリコール/ドライアイス -15
氷/塩 -15
氷/塩化アンモニウム -21
氷/エタノール -30
アセトニトリル/液体窒素 -41
クロロホルム/液体窒素 -63
クロロホルム/ドライアイス -63
エタノール/ドライアイス -72
エーテル/ドライアイス -77
アセトン/ドライアイス -78
メタノール/液体窒素 -98
ペンタン/液体窒素 -131
液体窒素 -180

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  • 最終更新:2013-06-02 11:02:43

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